いま勤める会社には、新卒から入社して11年経ちます。
2年前のちょうど今ごろ、私は上司に退職願いを提出しました。
結果、題名にある通り、シュレッダーに消えていきました(笑)
今となっては面白話なのですが、当時は真剣でした。そんな話。
なぜ転職したかったのか
- 現職の仕事内容がパッとしない
- 取引先に苦手な方がいて追い込まれていた
この2点です。
営業サポート的部門なのですが、営業の経験ができるわけではないし、男社会に女性が参入したもんだから、創設時は煙たがられていた部署で、とにかく居心地が悪かったんです。さらに仕事も自分たちでイチから作り上げてくかんじ。
自分は、比較的初期世代のメンバーでしたので、なんとか起動にのせようと試行錯誤してきたつもりでしたが、やれることの限界が見えてしまいました。
また追い討ちをかけるように、当時担当していた取引先の方がとても苦手でした。その取引先の方が、私たちの部署ではできないことを要求されるようになり、要求に答えられないことへの葛藤と、毎晩遅くまでくるお叱りのLINE攻撃に精神がやられてしまいました。
ちょうどその頃、転職のお誘いがきたことがあり、それをきっかけに自分からも転職活動を始めるようになりました。1社、最終面接まできまり、これはもう転職するしかないと思い始めました。
退職願いを書こう
先輩で、退職願いがすんなり通らなかった事例を何件か聞いていたので、私は4通用意しました(笑)
友達と新宿でご飯を食べる約束をした夜に、ちょっと早めに新宿に行って、紀伊国屋でちょっといい白い便箋を購入し、1杯800円をこえるコーヒーを出す昔ながらのいいかんじなカフェで清書しました。失敗も含め10通以上は書いたような気がします。
- 1通は提出用
- 2通目は面談の際に何かあった時の為に忍ばせておく
- 3通目は机に保管
- 4通目は自宅に保管
結果的に1通目は没収され、ほどなくして部長によりシュレッダーにかけられたそうです(別の部長談)
いざシュレッダーにかけられると、予想はしていたとしても動揺してしまうものです。2通目を出したいのに出せないんですね(笑)
部長に向かって「私、もう1枚もっていますから!」と言い放ったものの(もはや意味がわからなくなっている)、結局提出できず。
あとで読み返したら2通に誤字が見つかり、3/4通がアウト。生き残った1枚はしばらく机に忍ばせていましたが、半年後アホらしくなって自分でシュレッダーにかけました。
ちなみに誤字の1つは、ちょうど平成から令和になるタイミングで、その間違いもやらかしていました。
私の敗因
結局は、退職願を出したタイミングが遅かったんですね。
退職願を出した時点ですでに、部内の盛大な異動が決まっており、自分が最年長になることが決まっていたのです。
それを聞いた時、心が揺らいでしまったんですね。辞めると決めたなら押し通さないといけないのに…
「それは、まずいな、なんとかしないと」と思ってしまったんですね。
決意が未熟でした。完全なる敗北です。
その後の自分
そういうワケで、今もその会社で勤めています。
しかし、退職願がシュレッダーにかけられてからの1年は本当に怒涛で、正直あまり記憶がありません。
ただただ自分の未熟さを痛感した1年でした。
自分としては一生懸命やっていたのですが、1年経ち振り返ってみると、後輩指導が全然足りていなかったことが露呈して落ち込みまくり。
ただ、あの時少しでも転職活動をして、いくつかの会社と話をできたことは非常に貴重な体験でした。
私は1つの会社しか知らないので、世界が本当にちっぽけなんですね。
ただ、あの時、もし転職できていたとしても、自分が未熟すぎてうまくいっていなかったと思います。
なので、今となればこの結果でよかったとは思っています。
あと数年頑張って、サイドファイヤーのタイミングで退職願チャレンジagainしたいと思っていますのでご期待ください(笑)
とはいえ、まだまだサイドファイヤーには程遠いので、もう少しかかってしまいそうですが・・・。
まとめ?として、退職願はすんなり通るかなんてわからない。
1枚じゃ足りないかもよ!というお話でした。