仕事のはなし

mission1.業務目的を定める ~人脈に頼った編~

「業務目的」「目標設定」が定まっていない部署に所属してた平社員が、勝手に業務内容を書式化し始めたという話の続きです。

前回までコチラ⇒「狭い世界では一般的に当然なことなど当然ではない

残された時間は約1か月。時間がない。HELP ME。

何からどう動いたらいいのかさっぱりわからず困った私は、とりあえず以下の3つのことをしました。

  • 会社に謎の役職でいらっしゃる某企業の元社長に相談しに行った
  • 慕っていたけれど某大手企業に転職した先輩に話を聞きに行った
  • マネジメントの本をチラチラ読んだ

某企業元社長のハナシ

驚くことに、こんな会社なのに、なぜか某そこそこ名の知れた企業の元社長が、特別役員的なポジションで所属されているのです。なんでこの会社にきちゃったの?と不思議でやまない。

ここではその某企業元社長をA役員と設定しましょう。

その方が当社に所属されてかれこれ10年近くになると思うのですが、とにかくA役員のハナシは私には理解できないという難点がありました。
頭が良すぎるというか、レベルが違いすぎるというか、情報量が多すぎて、いい話をしていることはわかるのですが、どうも腑に落ちない。

その方がおっしゃっている仕事の理想論は、現状の社風からかけ離れた理想論過ぎて、「夢物語」にしか思えなかった。

定期的にA役員の話を伺ってきてはいましたが、理解できないせいで毎回知恵熱を発症www(激よわ)

そんなわけでハードルの高いA役員だったのですが、今回ばかりは知恵を借りてみるしかないと思い、自分から突撃しました。

まずA役員に言われたのが、①部署の「業務目的」を文書化すること。

これができることで各々の業務が明確化し、さらに目標が定めやすくなるとのことでした。

業務目的が完成したら、そこに②部署としての「評価委基準」を明記すること。

本来は、業務目的に沿った評価基準が細かく設定されており、それに対して各々が達成できたかを定期的にチェックしていくのがスタンダードな人事評価とのこと。私は人事でも上司でもないのでそこまで細かい設定は作れませんが、部署として評価されるべき項目の設定を行うこととしました。

詳しい内容は後日としますが、振り返ると、最後の1か月はA役員も相当大変だったと思います。

「何からしたらいいのでしょう」という救いようのない質問をしてくる平社員に手を差し伸べてくれたわけですからね。その上、理解力がないくせにギャーピー言うし、繰り返される添削作業。本当に感謝しています。

某大手企業に転職した先輩のハナシ

入社当初に面倒をみてくれた先輩が、とてもやり手な方でした。

当時から、先輩はこの部署に適任な方だなぁと思っていましたし、実際彼女が部署をけん引できていればとんでもなく今とは異なる部署に成長していたと思います。

しかし、先輩がやりたいと思ったことは、当時の会社では実現が難しいものでした。

その後先輩は会社を辞め、だれもが知っていて買い物したことがあるであろう某企業へ転職し、現在は課長職に就いています。

その先輩とは定期的に交流が続いていたのですが、いかんせん先輩のレベルと自分のレベルに差がつきすぎてしまい、ハナシの理解度が追い付かなくなってきていました。

だけれど、今はそんなことためらっている場合ではない。

先輩にアポを取り、昼休みに都内の会社までお邪魔して、自分の話を聞いてもらうことにしました。

時間が限られていたので、今回の質問内容は2つ。

1つ目は、少し前にブログに書いた後輩の配置に伴うモメ事について。人間関係の交通整理をどうおこなったらよいか。(過去ブログ⇒力不足と情けなさと

2つ目は、人事評価はどういった基準で行われているのか

この2点を質問しました。

詳しくは後日記載としますが、1つ目の質問であったモメ事に関しては、先輩から「問題の子は担当業務をはずさせたほうがいい」とアドバイスを受け、その当日まで彼女を業務から外すことをためらっていた自分の背中を押してもらえたという結果になりました。

また、店舗や部署のトップを経験してきた先輩であっても、やっぱり一番悩むのが人間関係だそうで、いくら最善を尽くしたつもりであっても問題は起きてしまうから、都度最善の対応を検討するしかないこともわかりました。

マネジメントの本をチラ読み

先輩と話して勢いづいた私は書店へ向かい、マネジメントの本をあさりました。

しかし、いかんせん頭が弱い私ですので、一気に情報をぶち込むと大変なことになってしまいます。

理解しやすそうな本や、今の自分に最適そうな本を選び、今必要そうなところだけ、余計なところは頭に入れないようにしながらざざーっと流し読みました。

総じて感じたことは、やはり組織には「マネジメント」が大事であり、マネジメントのやり方は多数あるということでした。同時にマネジメントは「方針」「目標」がしっかりしていないとできるものではないことも判明。

結論として、A役員が助言をくれたように、まずは業務目的をはっきりさせることが先決であることが改めて理解できました。

各所助言をいただき方針がまとまったので、私は部署の「業務目的」を書式化する作業に着手しました。