♪そんな~時代も~あったねとぉ~♪っていうハナシです。
今となっていれば「ウケるなぁ~」ということも、当時の自分には大ピンチってことありませんか?
平社員の私ですけど、経験を重ねたことで、許容範囲と対応力が少なからずUPしたことは間違えありません。
ハナシの前提として、自分が所属する部署は10名ちょっといたのですが、当時32歳の自分以外はみんな24歳以下でフレッシュな部署でした。仕事内容は営業サポート。取引先に赴くこともあります。
もちろん、今ドキのおしゃれな子もいるわけです。
今日はそんなオシャレな彼女との奮闘記です。
希望の服装 ~オフィスカジュアルの定義とは~
ある日、取引先の会議に参加して、商品を紹介する機会がありました。
会議といっても、そこまで堅苦しい会議ではなかったので、こじっかりした見た目ならスーツで行く必要はありません。
そのため私は彼女に
「スーツでは無くていいよ。綺麗めな服装であれば大丈夫。でも当然ながらスニーカーとかはダメだよ」
といった内容を伝えたのでした。
すると彼女が
「オフィスカジュアル的なかんじですか?」
と聞いてきたので
「そうだね!オフィスカジュアルで!派手でない色合いで、カーディガンとかジャケット羽織るとか・・・。」
など話をして当日を迎えました。
当日、私は定番の出張・お出かけスタイルで出社しました。
ヒールが低く歩きやすいパンプスに、グレーのパンツ、白のカットソー、紺ジャケットです。
いわゆる、「THE保険のおばちゃん」もしくは「PTA」スタイルです。
※世の中の保険屋さん、PTAのお母さんごめんなさい。
事務所にいくと、淡い色のきれいな緑のオールインワンを着て、ヒールをキメた中村アンさんがいました。
おや?通勤した私服かな?と思ったのですが、どうやらオフィスカジュアルだったようです。
ここが丸の内とか六本木ならば、オフィスカジュアルでおかしくなかったのですが、
古めかしい業種である我が社では、そんな華やかな格好をした人はおらず、非常~~に浮いたワケでした。
とはいえ、ハデすぎるわけでもないのでそのまま何も言わずにいたら、
しばらく経つと、私は部長に呼び出され
「彼女はどうしたんだ?!」
と聞かれる始末。
私「すみません・・・。私が服装の指導を誤りました・・・。」
慌てて制服の上着を羽織らせ、今日という日が早く終わることを祈るばかり。
深く反省した出来事でした。
ただ、彼女は似合っていました。さすが。
希望の服装 ~具体例を伝えたはずだった~
後日、彼女と、また別の後輩に、とある展示会に参加してもらうことになりました。
業界の展示会なので、もちろん我が社と取引があるところがいくつも出展しています。
ヘタなことはできないと思い、今回は具体的に服装の事例を出して話すことにしました。
- 靴はヒールが高すぎない歩きやすい靴(展示会場広いしね~)
- ボトムスはスカートでもパンツでもOK。派手でないものでね
- インナーはシャツかカットソーにしよう
- 取引先もいるからジャケット羽織っていってください
これだけ言えば今度こそカンペキだろ
そう思って安堵していたわけです。
彼女らが直帰せずに会社に戻るというので、帰社するまで待っていたのですが
展示会から帰ってきた後輩を見て私は驚愕。
1人目はまぁいいんです、ちょっとスカートが鮮やかな色ではありましたが、ジャケットでカチっさせていいかんじ。
問題は前回中村アンさんになった後輩。
上下真っ白のパンツスーツ
+インナーはなんかかっこいいシャツ
しかもジャケットが普通のじゃなくて、なんというかエリがすごくて・・・
シャツもなんというか…なんか普通のではなかった
舞台から出てきてしまった主役かと思いました。
この衣装を着こなせるのがまたすごいわけではあるのですが、とりあえずこの業界ではない。
彼女「アパレルの方ですか?!って言われちゃいました~w」
でしょうね!!!
教訓
- 自分の価値観は、みんなと共通ではない
相手の価値観もまた、みんなと共通ではない - 指定をしたいなら具体的イメージを伝えるべし(写真見せるのが良い)
- 服の種類を的確に伝えられるよう、服やスタイルの名称を覚えることに損はない
今となっては面白い笑い話ですが、当時はド肝を抜かれて冷や汗が止まらなかった出来事でした。