これまでツラツラとICLを受けるまでの過程を綴ってきました、とうとう分厚いメガネとコンタクトと別れの時を迎えました。
先に感想だけ言わせてください
裸眼、最高かよ!!!
やってよかったICL
今回は”レンズが届いてから手術まで編”、次回は”術後の心境&喜びの日々”についてご紹介します。
レンズ到着は突然に
念願の適応検査を受けて手術受けられるぞ~と思った矢先…
私は強度の近視に加えて乱視もはいっていましたので、予想はしていたので案の定な展開ではあるのですが
私に適したレンズの在庫がございませんでした
現在日本のICLレンズで認められているメーカーは海外製になるので、海外の在庫も調べていただいたのですがそちらも無し。どこにも在庫がないとなると製造していただくしかございません。
通常、国内在庫があれば1~2週間でレンズが届くものらしいのですが、製造となると下手をすると4~5カ月かかる可能性もあるとのこと。
これが1月半ばの話でした。
育休中に手術をしていところではありましたが、4月の復帰には間に合わず。しかし、こればかりはしょうがない。
・・・と思っていた矢先
「レンズが届きました」
と、眼科からお知らせのLINEが。
まだ3月上旬なんですけど!油断していたんですけど!!
手術も順番待ちの状態でしたので、なんやかんやで5月初旬に手術を受けることが決まりました。
手術に備える
手術に向けての準備ですが
手術4日前から目薬の点眼
のみでした!簡単!
簡単だけど・・・忘れるんですよねw
1日4回点眼するのですが…正直言うと2回点眼し忘れました。
適応検査の前は、コンタクトしてはいけない期間がありましたが、術前は当日までコンタクトOKです。
実際私も、当日病院に到着するまでソフトコンタクトをしていました。
当日の流れ
いよいよ手術当日。
平日の昼下がりに病院へ来るよう連絡があったので、午前中は普通に職場へ出勤し、早退して病院へ向かうことにしました。
美味しいラーメンでも食べていこうと思っていたのですが、ラーメンをゆっくり食べている時間が無くなり、だけど頭はラーメンでいっぱい・・・ってことで、提供が速い一蘭に入店。結局替え玉までして、その後気持ち悪くなるのでした(自業自得よ)
受付と手術同意書の提出を済ませると、名前と手術内容がサクっと記載されたシールを胸のあたりにペタリ。
当日は、ICLの手術の方だけでなく、白内障などの手術の方もいらっしゃったので、手術内容や、手術する目が両目なのか左右どちらかなのか間違えないようにしていたのだと思われます。
瞳孔を開く点眼と麻酔の点眼を行い→コンディションチェックを行い→手術の最終確認といった感じでどんどんと準備は進み、いよいよ手術室があるフロアへ移動しました。
まずはトイレ。30~40分はトイレいけないということで、緊張で漏らすと困ると思い、尿意ゼロでしたが絞りだしました。
ロッカーに手荷物すべて預け、靴も履き替えました。
この時点で、瞳孔が開き始めていたのでただでさえ視界不良だったのですが、メガネもロッカーに入れてしまったので、もはや私の視界はゼロに等しい。移動は看護師さんに手を引いてもらいソロソロと進みました。
ここから怒涛の点眼ラッシュ。
瞳孔を開く点眼&麻酔の点眼を何セットやったのでしょうか
最初は数えていたのですが途中で分からなくなりました
徐々に瞳孔開いていくので視界は不良に。私の場合はそもそも視界不良なので、もはや光と色しかわからないレベルの視界のまま手術を待ちました。
手術に向け、顔の周りにガーゼが土手のように貼りつけられました。目から流れ出た液体を吸い込むための土手です。みんな視力が悪い人だからお互い見えないのでいいものの、きっとすごい変な格好しているんだろうなと思いました。
私は当日の手術が2番目だったのですが、同じ時間に自分を含め4名の患者さんが待機していました。
手術が終わって外に出るとさらに手術待ちの患者さんが増えていたのですが、一体1日に何名手術しているのだろう・・・すげぇな先生
いざ手術室へ
手術室前で待っていると、突如軽快な音楽が流れ始めました。
なんだなんだと思っていると、手術1番目の方が呼ばれ手術室へ。
私の緊張は高まります。
時計が見えないので正確な時間はわからないのですが、10分か15分くらい経った頃でしょうか。
1番目の手術の方が手術室から出てきました。
早いな!!うわぁ~もうすぐだ・・・!!
そこから5分も経たないうちに、私の名前が呼ばれました。
全く前方が見えないので、看護師さんに手を引いてもらって手術台に座りました。
どうやら軽快な音楽はK-POP。なんなら有線っぽかったです。なんか聴いたことあるけど知らない曲が次々と流れていきます。
まずは顔の上に、分厚い布のような物体を被せられました。
目の部分が左右ごと開けるようになっており、まずは片目だけ剥がして手術スタート。
体を横に傾け、目の消毒から。司会は不良ながら、目の前を赤い消毒液が流れていきます。
次に上を向くと、ライトでまぶしい!!もはや何も見えません。
目に器具をはめられ目は開いた状態に。続いてマスキングテープのようなテープでまつ毛を止められました。
まぶしくても目は閉じることができないので、されるがままです。
なにかが目に触れたり、ズーンと重い感じがあったり、押されている感覚はありました。
”今、レンズが入れられたのかな?”と感じる場面はあったのですが、それが正しいタイミングだったのかはわかりません。
あれよあれよという間に片目が終了。
同じように反対の目も消毒からの手術がなされ、あっという間に手術は終わりました。
緊張してK-POP聴いている余裕は無かったのですが、手術室にいる間に流れた曲は2~3曲だったので、手術時間は15分かかっていないのではないかと思われます。
顔に乗せられた分厚い布を剥がしてもらうと、あらまぁ!
瞳孔が開いているのではっきりとした視界ではありませんが、確実に前が見えるではありませんか!!!
す、すげぇ!!!裸眼で見えている!!!
気になる手術の痛みについてですが、全く痛くないかと言われると「多少の痛みはある」と回答しますが、点眼麻酔が効いているので全然耐えられる痛みです。痛みと言っていいのかもわからない痛みです。
術後の様子
術後、既定の時間は病院内で座って休み、落ち着いたタイミングで帰宅となります。
術後の制限としては
- 術後1週間は保護メガネを装着する
- 当面の間3種類の目薬を1日4回点眼(およそ1~2か月)
手術当日は、瞳孔がガッツリ開いてしまっているので、とにかくまぶしい!!!
ただでさえハローグレア現象という光が輪に見える現象が術後は起きるのですが、それに加えて瞳孔がパカーンなのでまぶしいまぶしい!当日はあいにくの晴天で、手術後はちょうど西日が強まる時間帯だったため、外を歩くときは目を開けていられません。
保育園に子どもを迎えに行ったのですが、もはや目は閉じて歩いていました。
翌日には瞳孔も戻るのでまぶしさは軽減されましたが、ハローグレア現象は術後1か月後も時々感じることはあります。個人差はあると思いますが、私の場合は支障ない程度のハローグレアなので、手術2日後からは車の運転もしました。
術後の過ごし方は計画的に
術後気を付けなくてはいけない点は、数日間は生活に制限があるということです。
例えば、”術後当日は洗髪はできず、術後2~3日目は上を向いた状態でないと髪を洗ってはいけない”とか
”アイメイク以外の化粧は術後3日間はダメ”で、”アイメイクに関しては2週間ダメ”などいろいろとあります。
さらに気を付けたいのは、病院によってタイミングは異なると思いますが、手術翌日や1週間後、1か月後などに経過観察の検査が入ります。
何が言いたいかというと、術後のこれらの制限も含めて計画的な手術日や準備をしておく必要があるということです。
私がやったことは
- 手術日を翌日が仕事の休みの日に設定
- 通院しやすいように手術日を仕事があまり忙しくない時期に設定
- 手術前に眉ティントで眉毛を確保
- 当面化粧ができないので手術前の1週間は顔のスキンケアを念入りに行った(気休めw)
- 近所の美容院にシャンプーだけで予約できるか確認し、翌日は頭だけ洗ってもらいに行った
そんなたいしたことをしたわけではありませんが、準備しておいてよかったです。
術後1週間が経ち、おそるおそる保護メガネのない生活をスタートしました。
現在術後1か月半経ちましたが、もう違和感も何もなく、実に快適な生活を送っております。
次回は”術後の心境&喜びの日々”についてご報告しようと思います。ではまた。