仕事のはなし

都合よく働く生き方 ~趣味と仕事の両立~

先日、仕事関係の知り合いのYさんと飲む機会がありました。

Yさんは50歳既婚男性なのですが、とりあえずかっこいいんです。
成人した娘さんがいるとは思えないかっこよさ。見た目も若いです。
一緒に仕事をしたことは何回もあるのですが、飲んだのは今回は初めてでした。

待ち合わせ場所で他のメンバーとKさんを待っていると、改札からKさんがやってくるのが見えたのですが、その姿を見て一同唖然。

え、、、めっちゃかっこいいんですけど!!!

細身のパンツにマーチンの革靴、ジャケット(皮か?)にハットを着こなしていました。

当の本人は低姿勢で「遅れちゃってごめんごめん!お店どこにしよっか。俺さがしてくるね!」と
最年長なのに率先して店探しを始める始末。

私はYさんのかっこよさに動揺したまま、その場にいた会社の先輩(男性)に「なんでYさんあんなかっこいいんすか?!」と確認したら、先輩も「なんであんなかっこいいんだよ!どういうことだよ!あとで写真撮ってもらお」と動揺していましたw

自分に合った働き方をしている人はかっこいい

仕事関係の飲み会でしたので、最初のうちは仕事の話がメインとなりました。
次第にYさんが現在の職場に中途入社した話題になりました。

先輩A:「Yさんなんで今の会社に中途入社したんですか?」

Yさん:「ちょうどたまたま募集していたんだよね。
    ここ数十年であの会社が中途募集かけていたのは
    自分が入社したタイミングだけだったと思うよ。」

先輩B:「職種が好みだったんですか?」

Yさん:「いやいや、仕事の時間帯がよかっただけだよ。」

Yさんは元々関東圏には住んでいたものの、今とは違う県に住んでいたそうです。ですが中途採用案件を見つけてはるばる引っ越してきたそうです。

Yさん:「俺、音楽やっていて、どうしても続けたかったんだけども、
    嫁と子どもも食わしていかなきゃいけなかったから、
    音楽と両立できそうな時間帯の仕事を選んだんだよね。
    でも全然夜遅くまで仕事あったから騙されたと思ったけどねw」

音楽活動は夜が中心なので、朝早めスタート夜早上がりの仕事を選んだということです。
まさに趣味との両立。いや、Yさんにとって音楽は趣味ではなく、音楽の方が人生の中心なのだと思います。
都合の良い働き方を選んだわけですね。

Yさんは職場でもうまいこと渡り歩いている感がある方です。
ただ昇進意欲は見せないし、おそらく今の役職までで十分なのだろうと思います。
でも仕事はちゃんとされますし、後輩へのフォローや気遣いもすごいできる方です。

Yさん:「大変な仕事も多いけどさ、ある程度お金をもらえて家族を養えたし、
    自分がやりたい音楽も続けられたから十分だよね。
    あと数年働いたらもう仕事辞めちゃおうかな~無理かなぁ~。」

くったくのない笑顔で楽しそうに話すYさん。
やっぱり50歳には見えません。

やりたいことを両立できる環境に身を置いて、ある程度の収入を得て大事な家族を守れている。Yさんの人生、ちゃんと自分で決断されていて、やりたいこともやれていて、イキイキしていて、やっぱりかっこいいなと思ってしまいました。

自分に合った働き方をするって、その環境下に身を投じるのも大変だし、できていない人の方が多いと思います。

Yさんは確かに見た目やスタイルもかっこいいのですが、自分のやりたいことをやれているからよりかっこいいのだと思います。

自分に合った働き方ができている人はかっこいい

自分に置き換えて考えてみた

自分に合った働き方を私はできているのだろうかと考えてみたのですが
全然できていないですね(笑)

まず、趣味でもなんでも、やりたいことが私には無い
これ、ずっと自分の悩みでした。やりたいことがないから、何の職種を目指したらいいかもなかなか決められなかった記憶があります。

やりたいことが無いから、とりあえず少しでも興味ありそうな仕事に就職して、とりあえずやってみている。

12年間ずっとこんな感じです。
仕事以外でやりたいことが見つけられないけれど、仕事の中でわずかながら興味を持てた事柄があったから続けてきてしまったという現状。

途中、今の職場から離れようと何度か試みたことがありましたが、今となっては、少なくともう数年は働かせてもらうつもりでいます。

でも、Yさんの姿や働き方の極意を聞いてみて、
自分が納得できる環境・内容で働きたいなと思ってしまいました。

満足できないことがあるなら、人のせいにしないで自分で変えていく。
自分の人生なのだから、自分で変えていかないと変わらない。

明日からも仕事頑張ろうと前向きに思えたそんな日でした。
結果的にちゃっかり2ショットを撮っていただき、満足の私。(浮気ではありません)

またそのうち、Yさんと飲めるといいな