仕事のはなし

退職する後輩 寂しいね

私が産休を取っている間に、産休前にいた部署の後輩1名が退職することになったとの情報がありました。
「え、まじか。辞めちゃうんだ。」と意外だった人物。

最近は少し落ち着いていましたが、離職率が高めな会社だったので、今まで何人の退職者を見送ってきたかわかりません。

退職動機や、退職者のスタンスにもよるけれども、退職者が最後まで気持ちよく働けるようにすることが、退職者への報いなのではないかと思ってみたり。でもどうせ辞めるんだからどうでもいいっちゃあいいんだけども…とも思ったり。

今思えば冷たい人間だなぁと思えますが、自分が若いころは、退職して新しいことを始められることへのうらやましさと、仕事が回ってくるという悲しみもあり、「残される方が辛い」なんて思ったりしていました。
しかし辞めるという決断をすることは勇気と労力が必要ということを知り、その決断をした退職者に対してはしっかり報いたいと思うようになりました。

今回辞めてしまう後輩に会いに行くか悩みましたが、会社に子どもを連れて行くわけにはいかないし、せめてねぎらいのLINEを送ろうかと思いつつも、産休中の面倒なおばはんからLINEとかうざいかなとか思ったり。

考えたあげく、今まで一緒に働けて良かったという感謝の思いと、次決まっていないなら失業保険もらいなよって話と、残り少ない出勤日頑張れという応援と、「元気でね」と送りました。

後輩からは、前向きな返事と感謝の言葉が返ってきて、ほっとしたと同時に、もう会えないことへの寂しさがこみ上げてきました。

そんな中ふと、以前、自分が担当していたけれど大の苦手だった取引先の方が、「最近、人へのプレゼント選びに凝っている」という話をしていたことを思い出しました。

当時、私もその方からプレゼントを何回かいただいたのですが、その人のことが苦手すぎて、本当にただの迷惑行為としか思えませんでした(笑)

でも、今になってみると、その方の気持ちもわかるかもしれないなぁと思うわけです。確かに最近、自分も、プレゼント選びは慎重に行っています。少しでも相手に喜んでもらえる物を、気持ちよく受け取ってもらいたい。

私もその取引先の方のように、相手に迷惑がられることには十分気を付けないといけないということは心得ていかなくてはなりませんが(笑)

少し話は逸れましたが、プレゼントも、ねぎらいの言葉も、よく考えて伝えていかなければ伝わることは無いんだなぁ・・・と。ひとまず後輩にLINE送れてよかった。

退職する彼女がこの先もっと素敵な人生であることを心から願うアラフォーでした。