性格上、「とりあえずやってみれ~」という感じなので、正直不妊治療もそんな勢いで始めてしまいました。
夫婦どちらにも今のところ問題はないので、何が原因で妊娠に至らないのかは不明です。
2020年秋頃から通院を初め、人工授精を3回行い妊娠に至らなかったので、病院の方針で体外受精にステップアップすることにしました。
人工授精というのは、言うても人工的に精子を入れて「自然妊娠」を促す手法なので、もしかしたら卵子と精子が出会えていない可能性だってあるわけです。一方で体外受精は、体外で人工的に受精させてから体内に戻すという作戦なので、受精は確実にできた状態になるわけです。
未だ妊娠には至ってはいないものの、そんなすぐできるとは思っていなかったので、「まぁこんなもんだよね~」という感覚でした。むしろ、思っていたより体へのダメージは少ないじゃんとも思っていました。
でも、それは「人工授精」だったからなんです。
「体外受精」は、まじでヤバイ。
自分の体なのに操作できない
そもそも体外受精とか人工授精とかいう前に、不妊治療をして改めて思い知ったことがあります。
自分の体なのに自分のタイミングに調整ができないというもどかしさです。
当然なことなのですが、改めて思い知ったと言いますか・・・
例えば、夜に体がだるかったとしたら、明日に備えて早めに寝れば、大抵翌日には回復するじゃないですか。
でも、生理って自分の力で「今日から生理だ!」とかできないじゃないですか。ピル飲んだりしないと調整できないんですよね。
そのため不妊治療って、完全に自分の体のタイミング次第になってしまうのですが、そのタイミングが自分ではわからないから、またもどかしいんです。
「あ、排卵しまーす」とか、わからないんです。
当たり前のことなのですが、これを目の当たりにしたときに意外とストレスでした。
体外受精の洗礼
人工授精の時も、会社を休まなければいけないこともありました。
でも1ターンに1回くらい(月に1回くらい)。人工授精の当日くらいです。
※もちろん病院の診察時間にもよると思いますが
体外受精はそんなもんじゃありませんでした。
私は自然周期法という手法でチャレンジすることになりました。
人工授精にはいろいろな手法があるのですが、自然に育った卵子をなるべく痛くない方法で採取して体外受精させる方法です。
私の経過としては、
- ホルモン剤(クロミッド)を一定期間飲む(20日ほど)
- 血液検査+排卵誘発剤のホルモン注射を2日おきに4回(2種類2回ずつ)
- 再度血液検査+追加でホルモン注射 ←今ココ
- 採卵 つづく
基本、私はのらりくらりと順調にやってきたんですけどね。一般世間からしたら序の口なのでしょうが、個人的にいろいろダメージを受けたんです。
- クロミッドを飲んでいる間、生理痛のような腹痛に襲われた
- 仕事終わりにホルモン注射を打ちに2日おきに通院がしんどい(すぐ打ってくれるからありがたいんだけど、ちょっと仕事が長引くと焦る焦る)
- ホルモン注射が痛い。その時痛くなくても回数を重ねると周辺がイタイ!(2日おきに計5本打たれりゃ痛くもなります。左右打ち分けてもらえばよかった。なぜか右ばっか打ってもらってしまった。)
- 血液検査後、幹部を抑えるのを怠ったら血だらけになった
- 再来前日に座薬を入れる必要があった(人生初)
- 仕事が忙しい日に採卵が決定(体の操作はできない)
- 再検査日も仕事が忙しい曜日(なぜピンポイント)
- 補助金は出るのでありがたいが、体外受精費用30万UP、それまでの注射も自費のため回数重ねると高額。
今回は自然周期法という手法ですが、体外受精はどの手法でも、通院の回数は格段に増えます。
多少の痛みやら、仕事との調整の仕方やら、通院の苦労やら、心身への負担はどうしても増えます。
私の場合、たまたま今のタイミングだったから仕事を休めただけであり、1~2年前だったら仕事休めなかった可能性もあります。
助成金も、たまたま環境がよくなったからよかったけれど、前の制度だと我が家は補助金受け取れませんでした。本当にありがたい。
とにもかくにも、本当に体外受精は負担がでかい、大変。
「そんなの、当然だろ、わかってただろ」と言われると、そうなんですけどぉ~
やっぱり体験して人は学ぶことを改めて実感した今日この頃です。
明日は採卵なので、またレポートします。