先日やっとこさ助成金の申請を送りました。
こういった手続き業務はとても苦手なのですが、助成金がいただけるとなれば話は変わってきます。
書類に記入ミスがないことを祈るばかりです。
助成金はどういった場合に受給できるのか、どんな内容なのか、簡単にご紹介したいと思います。
助成金ってどこが出してくれるの?!
国(厚生労働省)が定めており、その基準を基に都道府県・指定都市・中核市が実施主体として運営しています。
そのため申請先は、基本的に住んでいる(住民票がある)都道府県に助成金申請を出してくれることが多いです。
ただ、例外もあります。
一部、市町村が独自の(基本的には厚生労働省とほぼ同様の制度)を定めているところがあり、該当の市町村在住の方は、都道府県ではなく市町村へ申請を出します。
東京都では八王子市が独自の制度を定めているので、八王子市在住の場合は東京都ではなく八王子市へ申請を出すことになります。
また自治体によっては、都の助成金制度を受けた人でもさらに助成金をもらえる制度がある地域もあります。
詳しくは最後に軽くご紹介します(コチラ)
今回は、都道府県が助成してくれる補助金についてご紹介します。
不妊治療すれば全員助成金もらえるの?!
特定不妊治療に要する医療保険が適用されない治療費の一部を負担してもらえます
具体的には
体外受精、顕微鏡受精が対象です
つまり、不妊治療の病院に通っていたとしても、タイミング法や人工授精の段階では助成金はもらえません。※自治体によっては独自の制度で助成が出る可能性もあるので要確認してください
ちなみに、男性不妊で男性が手術した場合は、その手術費用も治療費用として含めることができます。
助成金受給の条件 & 新規支援拡充点について
助成金申請には、4つの条件を満たす必要があります。
また、2021年より助成金を申請できる条件が大幅に変更となり、より多くの人が助成金を申請できるようになりました。
今の助成金制度がなかったら、私は不妊治療を前向きに続けられなかったかもしれません。本当に感謝!
①特定不妊治療以外の治療法では妊娠の見込みがないもしくは極めて少ないと医師が判断した場合
要は、体外受精に踏み切った段階で対象者となります
②指定医療機関で特定不妊治療を受けたこと
認定された病院で治療し、特定不妊治療を受ければ申請可能です。
詳しいことはわかりませんが、ちゃんとした不妊治療の病院であれば認定されていると思われます。
詳しくは自治体HPに一覧があるので確認してみてください。
③「1回の治療」の開始日における妻の年齢が43歳未満であること
年齢制限があります。
高齢になるにつれ、どうしても妊娠の確率が落ちてしまうからなのでしょうか。
④夫婦:1回の治療初日から申請日まで婚姻関係があり、申請時に申請先の自治体に住民票がある事 +条件を満たせば事実婚も申請可能に
従来は事実婚は対象外でしたが、規定を満たせば事実婚でも助成を受けることができます。詳しくはHPをご確認ください。
※ちなみに事実婚の場合、申請時に双方の戸籍謄本が必要となったりと、婚姻関係がある場合より少し手間がかかります。
㊗撤廃された条件3選
⇒所得制限が撤廃!
今までは夫婦合算で730万円未満が条件でしたが、撤廃されました。
正社員共働きだと夫婦で730万未満はなかなか厳しい…。
撤廃していただけたので、我が家は申請できました。本当に感謝。
⇒助成上限回数の増加
今までは、生涯で通算6回まで(女性が40~42歳は3回)でしたが
1子ごとに6回(40~42歳は3回)に変更されました。これもデカい。
一部細かく規定があるところがあるので詳しくはHPでご確認を
ちなみに、出産した場合と妊娠12週以降に死産に至った場合は、これまで受けた助成回数をリセットすることができます。つまり、第一子と第二子で体外受精を行った場合、どちらでも助成金を受給することができるということです。
⇒助成金上限UP
下記の通り、助成金額がUPしました。ありがたや。
ご自身がどのステージに当てはまるかは、後述します。
治療ステージとは何?
治療内容によって、助成金上限額が異なります。
下記の表をみれば大体わかるのですはが、不安な場合は通っている婦人科で確認すれば間違いありません。
ちなみに私は、採卵後1周期あけてから胚移植を行ったので、初回の治療ステージはBでした。
東京都福祉保健局HPより引用
自治体独自の助成金があるところもある
これらの助成金とは別で、自治体独自の助成金制度を設けているところもあります。
例えば東京都千代田区
不妊治療にかかった費用のうち、東京都の助成額を差し引いた金額に対し、上限2万5千円を区が負担してくれます。
東京都の申請を行ったことが条件となるため、体外受精・顕微鏡受精が対象となりますが、都の助成金だけでは治療費を賄いきれることはないなので、大変ありがたい制度だと思います。
千代田区民、うらやましい!!!
全部調べたわけではないので一概には言えませんが
高額な医療費を要する不妊治療にかかる経済的負担を軽減することを目的としているところが多いため、都道府県が行っている助成制度を行った上で、さらに補助金をもらえるという仕組みになっている自治体が多いようです。
しかし中には、都道府県の補助金制度を受けていなくても補助金がもらえる地域もあります。
つまり、体外受精までステップアップする前の段階でも、助成金がもらえる地域はあるということです。
これはありがたいですね。
自分の地元地域をざっと検索してみたところ(東京都ではありません)
補助金の上限が15万とか30万とか結構たくさんもらえるようでした。
都会だから田舎だからというわけではなく、完全に市町村の方針なのだとは思うのですが、この差はでかいですね。
尚、私が現在住んでいる東京都の某市では、特に助成制度はありませんでした。ちょっとショック。
住んでいる地域って重要だったんだなと痛感しましたが、何はともあれ助成金制度が拡充されて本当に良かったと感謝しています。
サンキュー!!! そして申請がんばりましょ~!